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このベージュの色とグレーも素敵。

 

 

正しいナイフの持ち方をしてください、とお伝えするのですが、

正しいとは何なのか、何を根拠に間違っているとしているのか、それをいつも考えます。

私はどうして持ち方の正しさにこだわるのか。

 

なかなか答えが出ないまま、そのように言ってきたのですが、

正しいとは、彫刻の可能性を広げるかどうかである、と最近思いました。

お箸の持ち方もどうして正しく持たないといけないかは、

握り箸だと、食べられるものが限られて、お豆腐とかお魚とか食べられないから、

自分の食経験や食べることの可能性を広げられないからです。

 

ナイフの持ち方、石けんの持ち方も同じで、

今はそれでもいいかもしれないけど、将来の可能性を広げる正しい持ち方があって、

やはり可能性は広げないといけないから、正しい方がいい。

可能性は絶対広げないといけないわけでもないけど、

可能性が広がった方が面白いわけで、可能性を広げてほしいと思います。

 

何かを教えるというのは、どういう視点で教えるか結構大切で、

教える側にまず自身の可能性を開拓する力とか夢がないといけない。

私はそれができているか、生徒さんが納得いくレベルでできているか、

そういうことをしっかり追究していかないといけないのだと思いました。

 

今年は特に教えるものを作るために時間を割いていて、

夏から平日のレッスンができなかったのですが、

なぜこれを教えたいのかとか、どうしてこれを学ばないといけないのかとか、

それなりにいろいろ考えられて、それが彫刻にも発展できて、

正しい持ち方とは何か?という長年の疑問に

個人的に納得したということでご容赦いただけましたら幸いです。

 

可能性というのは、気持ち次第ですので、

いくつになっても、いつも正しく美しいカービングを目指しましょう。

そして、私はいつもこれで本当に正しいかを考えます。

世の中と同じで、これが永久に正しいということはなくて、

もっと正しいことがあるかもしれません。

正しいとか正しくないとかは時代の価値観でもあって、

時代は変わるから、正しさも移ろうこともある。

しかし、時代が変わっても移ろわない正しさを見つけられたら、

それは大変幸せなことなのだろうと思います。

 

そういうことに気がつくのにずいぶん時間をかけてしまった。

本当に無駄が多くて、今さらびっくりしないけど、多少はがっかりします。

 

 

 

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